遠隔点呼がスタートしています。
2022年4月1日より遠隔拠点間(営業所-車庫間、同一事業者内の営業所間、グループ企業の営業所間)の点呼を実施可能とする遠隔点呼制度が開始されました。
自動車運送事業者は輸送の安全確保のため対面点呼が原則とされており、優良事業者においてのみ『IT点呼』が認められていましたが、『遠隔点呼』では「使用する機器・システムの要件」、「実施する施設・環境の要件」及び「運用上の遵守事項」を設定することで、これらの要件を満たす営業所において、営業所の優良性に関わらず運用することが可能となります。
実施要領・申請方法は国土交通省HPでご確認ください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000489.html
これによりICTの活用による運行管理の効率化が進み、ドライバーさんや運行管理者様の働き方改革が促進されることが期待されます。
ただし、ご承知のとおり点呼において大切な要素である事故防止のための個別指導は、管理者様とドライバーさんの日々のコミュニケーションが特に重要です。その点はしっかり構築しておいて、この制度が2024年度問題に向けた取り組みの中でお困りの点が解消できることを期待していきたいと思います。